- トレモロ
トレモロを書くときは
\repeat tremolo 4 g32
とする。これで「三十二分音符のソを4回繰り返すトレモロ」=「八分音符のソに旗が三本」が書ける。が、いちいち書くのはめんどくさいし直感的ではない。
そこで、
g8:32
と書くと代用できる。これに早く気づけばよかった。二回目以降はコロンだけで三十二分音符のトレモロを書いてくれる。なので
g8:32 a8: b8: c8: d8:
とすると八分音符のソラシドレをトレモロで表記してくれる。 - 和音の繰り返し
和音が連続する場合は 二回目は qと書くと前の和音を書いてくれる。
lilypondで和音を書くのは結構面倒なので、とっても便利。 - 一時的な多段(division)
以前も書いたが、リンク先が消えたようなのでこの際まとめておく。
division指定がある時、和音の形で書いていると場合によってはごちゃごちゃして読みづらいので、多段にしたいときがある。
lilypondでは下記のようにすると(一応)一時的に多段ができる。
・・・・
\break
\new ChoirStaff
<<\new Staff
{一段目の音楽}
\new Staff
{二段目の音楽}
>>
\break
・・・・
ただし、このままだと三段になってしまうので\scoreセクションの中の
\contextセクションに
「\Staff \RemoveEmptyStaves」を入れておく。
\context{\Staff \RemoveEmptyStaves}
\new Staffにした場合、拍子・調性なんかは全て書き直す必要がある。
いちいち追加するのは面倒なので global とかでまとめてしまうと良さそう。
それから、前後に\breakを入れて改行したほうが良い。 - cresc,dim等の点線
cersc,dim等は次の音量記号か指定する場所(\!で表す)まで点線が伸びる。
逆に、これを指定しないと書いてくれない。結構面倒なので、点線を書かないようにしておく。
\override DynamicTextSpanner.style = #'none
とするとOK。 - 長いトリル
トリルが始まる音に\startTrillSpan、 トリルが終わる音に \stopTrillSpanでOK。 - ガイド
・・・
\new CueVoice{
\cueClef ガイド楽器の音部記号(大体treble, alto, bass の内のどれか)
音楽
\cueClefUnset
}
・・・
さて、今使っているglobalを残しておく。
global =
{\clef alto
%%ヴィオラ譜面なので
\set Staff.instrumentName = #"Viola "
%%ヴィオラ譜面なので
\compressFullBarRests
%%Rで指定した全休符の小節はまとめてくれる。
\override DynamicTextSpanner.style = #'none
%% dim,crescの点線は表示しない。
\set Score.markFormatter = #format-mark-box-alphabet
%%リハーサル記号は箱囲みのアルファベット
%% その他必要なグローバルオプションはこちらへ
}
globalfirstmovement = %%1楽章のグローバルオプション
{
\global
\key a \major %%イ長調
\time 4/4 %%4/4拍子
%%その他必要なものはこちらへ。
}
という感じ。