693びぼーろく; 部分積分を使わないで積分したい時

被積分関数の形によっては一時的に複素数にすると便利だったりするかも。例えば以下のような場合。 $\displaystyle \int_0^L dx e^{-kx}\sin \frac{\pi x}{L} $ 正統的な方法としては部分積分だろうなと思うけど、一時的に複素数にすることで次のように計算できる。 $\displaystyle \int_0^L dx e^{-kx}\sin \frac{\pi x}{L}=\text{Re}\int_0^L dx e^{-kx}e^{i\frac{\pi x}{L}}=\text{Re}\frac{1}{-k+i\frac{\pi}{L}}\left[-e^{-kL}-1\right]=-\frac{k}{k^2+\frac{\pi^2}{L^2}}\left[1+e^{-kL}\right]$

351びぼーろく; ascmac.sty →tcolorbox.sty へ乗り換え

今まで一生懸命ascmacを使っていたが、もう大分古いということでtcolorboxに乗り換えた。
随分前からluatexに移行したもののascmacをがんばって使ってきた。
luatexは縦書き対応していないらしく、このままだとちょっと難しい。
何とかしてきたけど、面倒になってきたのでこの際思い切って乗り換え。
やることはプリアンブルに以下を追加するだけ。
\usepackage{tcolorbox}
あとは本文中に
\begin{tcolorbox}
[title=タイトル]
本文
\end{tcolorbox}
でascmac代わりのきれいなスタイルが書けるようになった。
デフォルトでは背景が薄いグレーなので、オプションでcolback=whiteをつけると良いかも。ということで今使っている基本形は以下の通り。

\begin{tcolorbox}
[title=タイトル,colback=white]
本文
\end{tcolorbox}

色指定の書式がtikzと似ているなと思ったら、tcolorboxはtikzで描いているらしい。

さて後輩がわざわざ来てくれたので、少し議論した。
以前から調べてみたかったことをやることになった。優秀な後輩がいると 便利 研究が捗るなぁ。

コメント

このブログの人気の投稿

471びぼーろく; ffmpegの音・映像ずれ修正

329びぼーろく; latexでヤング図を書く

531びぼーろく; python上でのヤコビ楕円関数