693びぼーろく; 部分積分を使わないで積分したい時

被積分関数の形によっては一時的に複素数にすると便利だったりするかも。例えば以下のような場合。 $\displaystyle \int_0^L dx e^{-kx}\sin \frac{\pi x}{L} $ 正統的な方法としては部分積分だろうなと思うけど、一時的に複素数にすることで次のように計算できる。 $\displaystyle \int_0^L dx e^{-kx}\sin \frac{\pi x}{L}=\text{Re}\int_0^L dx e^{-kx}e^{i\frac{\pi x}{L}}=\text{Re}\frac{1}{-k+i\frac{\pi}{L}}\left[-e^{-kL}-1\right]=-\frac{k}{k^2+\frac{\pi^2}{L^2}}\left[1+e^{-kL}\right]$

141びぼーろく;equivs

ついつい自分のPC環境をいじることになってしまう。

以前、texlive 2011を入れ、何とか動いているようなので満足していた。

ところが、debian のpackageとしてはtexliveは入っていないことになっているので、このままではtexシステムを前提とするパッケージ(latex2htmlとか)は入れられない。

そこで、equivsを使って dummy package を作成することにした。


  1. equivsのインストール

    aptitude install equivs
  2. dummy package の作成

    mkdir /tmp/dummy_texlive
    cd /tmp/dummy_texlive
    equivs-control texlive-local

    texlive-local が生成される
  3. texlive-local の編集

    texlive-localはサンプルなので適宜書き換える。
    重要なのは(おそらく) Provides のところ。
    aptitude search texlive で出力されたパッケージをProvides:の後に<カンマ>+<スペース>で書く。例えば
    Provides: hoge, foo
    というような感じ。

    このとき、Providesの前にを<スペース&gt入れ忘れるとエラーが出るので注意。

    あと、Architecture: all にしておけばどこでもつかえるかも。
  4. パッケージの作成

    equivs-build texlive-local
    で<Package name>.debパッケージができる。あとはdpkgでインストールするだけ。
  5. インストール(ルートで)

    dpkg -i  <Package name>.deb



これでtexliveをインストールしたことになる。



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