693びぼーろく; 部分積分を使わないで積分したい時

被積分関数の形によっては一時的に複素数にすると便利だったりするかも。例えば以下のような場合。 $\displaystyle \int_0^L dx e^{-kx}\sin \frac{\pi x}{L} $ 正統的な方法としては部分積分だろうなと思うけど、一時的に複素数にすることで次のように計算できる。 $\displaystyle \int_0^L dx e^{-kx}\sin \frac{\pi x}{L}=\text{Re}\int_0^L dx e^{-kx}e^{i\frac{\pi x}{L}}=\text{Re}\frac{1}{-k+i\frac{\pi}{L}}\left[-e^{-kL}-1\right]=-\frac{k}{k^2+\frac{\pi^2}{L^2}}\left[1+e^{-kL}\right]$

518びぼーろく; 投稿忘れ(plastexその5)

plastex2.1がリリースされたのでそちらを使うようになりました。mathjaxにも対応しているので下記の操作は必要なくなっています。debianの公式パッケージからインストールするだけです。


していたらしくブログの記事と番号が合わなかった。ということで番号詰め。

さて、plastex2.1のdebファイル(debian package)を作成したのでそのメモ。python3に対応しないといけないのでそのあたりが以前と異なっていた。

まずは色々なパッケージをインストール。以下はルートで実行。


aptitude install python3-setuptools python-stdeb python-stdeb dh-python python3-all

ソースファイルのダウンロード。それにしてもgitは便利だな。py2dscが失敗することがあるので、(原因不明) /tmpあたりで作成すると良いかも。以下は一般ユーザーでも可。

git clone https://github.com/plastex/plastex.git

 さていよいよパッケージ作成。以前と違うのはpython2とpython3が混在している状況なので、バージョンを明示しないといけないらしい。(おそらく。違っていたらごめんなさい。)

python3 setup.py sdist

 するとdist以下にtarボールが作成される。次にpy2dscでインストールするファイル群を作る。

cd dist
py2dsc --with-python3=true ./plasTeX-2.1.tar.gz

これでdebi_dist以下にファイル群ができる。最後にパッケージ作成。

cd plastex-2.1
dpkg-buildpackage -rfakeroot -uc -us

でパッケージが上のディレクトリに作成される。後はgdebiとかでインストールすれば良い。
それにしてもpythonのバージョンが混在するってややこしいなぁ。

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